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革新的なスケートボードのハードウェア(ボルト/ナット)ブランド、DzNutz(ディーズナッツ)ってどんなナット?
スケボーのデッキとトラックを固定するハードウェア、ビス(ボルト)とナット。
スケートボードの歴史において、今まで革新的な事がほとんど行われてなかったパーツです。
かつて90年代に、GRINDKING というブランドから BRIDGEBOLT というU字型のボルトがリリースされましたが、折れる、デッキテープが傷つくということで市場から消えてしまったことも思い出しましたが、ナット部分の革新的なことは “DzNutz” が初めてだと思います。
なぜ DzNutz が生まれたのか?
「デッキにトラックを取り付けることは、スケートボードを組み立てる中でも面倒な部類に入ります。
ナットは小さくて落としやすいし、ボルトとナットを絞めるのに2つの工具が必要だし、とにかく工程が長くて退屈だ」、とブランド創始者の Nick Smith 氏は言いました。
何かもっと簡単で、緩みにくいハードウェアは開発できないか?、という想いからこの DzNutz は生まれました。
なぜ革新的なハードウェアなのか?
まず、縦のラインで2つのナットが1つのバーに配置されています。(下の写真を参照)
2つのナットを1つにまとめることで、バーを手で抑えながらドライバーでボルトをねじ込むだけで装着が完了します。
これにより、2つの工具を使わず、1つの工具のみでデッキにトラックを取り付けることを可能にしました。
手間が省けることで時短にも繋がります。
そして、この DzNutz は軽量で錆びにくく、非常に丈夫なステンレススチール素材を使用しており、通常のナットのように劣化してしまうナイロンでロックするのではなく、「セルフロッキングシステム」 を実現。
これにより緩みにくく、半永久的にこのナットを使い続ける事ができます。
また、縦のラインで2つのナットが配列されていることにより、衝撃からも影響を受けにくく、ボルトからデッキに伝わるプレッシャーを最小限に抑えることを実現させた、今までにないハードウェアです。
現在、特許申請中。
DzNutz の取り付け方
先にもお伝えした通り、1つの工具のみでデッキにトラックを取り付けることのできる、DzNutz。
かなりシンプルで簡単ですが、取り付け工程を写真と共にご説明させて頂きます。
まず、デッキにビス(ボルト)を差し込み、トラックを装着し、位置を合わせながら DzNutz を手で抑えます。
そして、付属の6角レンチを使ってボルトをねじ込むだけで装着完了です。
セルフロッキングシステムの利点について
DzNutz の 「セルフロッキングシステム」 ですが、先にご説明した通り、利点があります。
ボルトが緩まないことはスケートボードにとって非常に大事なことですし、頻繁にデッキを変えないクルーザーにも適しています。
1つだけ注意点があります。
*ボルトはしっかり面まで絞めて下さい。
まとめ
DzNutz はいかがでしたでしょうか?
通常のボルト/ナットに比べると価格は高くなりますが、この革新的なハードウェアを試してみてはいかがでしょうか?